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棕梠葉透図鐔 銘 長門萩住中井友恒作 江戸時代後期 長門国萩住 鉄地真丸形肉彫地透布目象嵌 縦 79mm 横 79㎜ 切羽台厚さ 4.2㎜ 上製落込桐箱入 保存刀装具鑑定書 十二万円(消費税込)
Tsuba "Shuro-ba"sukashi (Palm lief) Signature: Nagato Hagi ju Nakai TOMOTSUNE saku late Edo period / Hagi city, Nagato province made of iron Size; 79mm×79mm×4.2mm Special Kiri Box Hozon certificate by NBTHK 120,000JPY
長州鐔工を代表する優工で毛利家に抱えられた中井善助友恒の、繊細で美しい構成の鐔。棕梠は繊維が強いことから道具の素材として好まれるが、冬でも葉を繁らせ、軽やかに風に揺れ動く洒落た景観を生み出す植物として人気がある。その葉の広がる様子を写実的に表現したもので、鉄色黒く、耳には層状の鍛え肌が微かに窺え、すっきりとした肉彫と鮮やかな透かしで、棕梠の特徴が良く再現されている。
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