おそらく造短刀
銘 則宗

平成二十年長月

Osoraku-zukuri Tanto
NORIMUNE
Heisei 20 nen Nagatsuki



佐藤則宗 新潟県長岡市
Sato NORIMUNE / lives in Nagaoka city, Nigata prefecture / worked in 2008 (Heisei 20)

刃長 九寸三分 Edge length; 28.2cm
反り 一分三厘 Sori (Curvature) approx.0.4cm
元幅 一寸一分二厘 Moto-haba(Width at Ha-machi); approx. 3.4cm
先幅 一寸一分八厘強 Saki-haba(Width at Kissaki): approx. 3.6m
棟重ね 二分一厘
鎬重ね 二分四厘 Kasane (Thickness); approx. 0.73cm
金着一重ハバキ 白鞘入
Gold foil single Habaki / Shirasaya

平成二十年新潟県登録

価格 250,000 円(消費税込)

 佐藤則宗刀匠は新潟県長岡市の住。北越の名匠山上則久刀匠の門人である(注)。長岡といえば、長尾景虎(後の上杉謙信)が十四才で初陣を飾った栃尾城が知られている。則宗刀匠は、越後の虎が天下に名乗りを上げたこの地で鎚を振るい、鋼に命を吹き込んでいる。
この短刀は、身幅広く先幅も広く、両区深く重ね厚く、鎬筋きりりと立って鋒大きく先端鋭く延びたおそらく造。おそらく造は、室町時代の駿河国島田助宗の作で謙信の好敵手の武田信玄所持と伝える小振りの短刀で良く知られ、江戸時代後期には源清麿が好んで製作した異風の造り込み。本作は歴史的な作を範に精鍛された意欲作。地鉄は小板目肌が詰み、地沸厚く付いて鉄色が明るい。焼高い互の目乱の刃文は、粒立った沸が付いて刃縁も明るく、太い沸足を遮るように鍛え肌に沿った細かな金線、砂流し、沸筋が掛かり、刃中は匂で澄む。鮮やかに乱れ込んだ帽子は沸付き、金線、砂流しが激しく掛かって小丸に返り、そのまま棟を焼き下げる。茎の保存状態は良好で白く輝き、銘字が神妙に刻されている。短寸ながら変化は多彩で出来優れ、見応えがある。

注…『越後佐渡刀工銘鑑』参照。

脇差 金象嵌銘 千手院(美濃千手院)脇差 金象嵌銘 千手院(美濃千手院)脇差 金象嵌銘 千手院(美濃千手院) 白鞘  

 

脇差 金象嵌銘 千手院(美濃千手院) 切先表脇差 金象嵌銘 千手院(美濃千手院)刀身中央表脇差 金象嵌銘 千手院(美濃千手院) 刀身ハバキ上表


脇差 金象嵌銘 千手院(美濃千手院) 刀身差裏切先脇差 金象嵌銘 千手院(美濃千手院) 中央裏脇差 金象嵌銘 千手院(美濃千手院) 刀身ハバキ上差裏

 

  脇差 銘 丹後守藤原廣 ハバキ

 

美濃千手院押形
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