短刀
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出羽大掾國路は堀川國廣の最古参の門人の一人。初銘を國道と切り、後に國路と改めて独立。出羽大掾の受領は慶長十八年十月十日である。國路が居住した毘沙門町(西洞院夷川通下ル)は、伊賀守金道、丹波守吉道、越中守正俊など名工揃いの三品派の拠点。この三品一門と交流し、師伝の技に磨きを掛けた國路の名声は高まり、ついには四代将軍家綱より祇園社の御神宝の大太刀と剣の鍛造を拝命、京の名匠として日本刀史に深くその名を刻している。 |
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