脇差 刃長 一尺八寸六分一厘 Edge length; 56.4cm 平成二十八年大阪府登録
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詰み澄んだ地鉄に映える彫刻は、刀身の美観と神聖さを一段と高め、所持者の信仰心を満たす。江戸時代に活躍した彫師には、肥前國忠吉一門の宗長、忠長、越前康継の刀に彫刻を施した高橋記内、水心子正秀門の本庄義胤、また一竿子忠綱や月山雲龍子貞一、栗原信秀等も刀身彫刻を手掛けているが、多くの彫師は銘を遺すことがなかった。 注@…寛政二年生まれで名を矢三郎という。十八歳の時、父廣助兼先を喪い、同門の名手眠龍子壽實に師事して技を修めた。 |
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