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脇差
銘 肥前國住藤原忠廣 (大業物)

Wakizashi
Hizen no kuni ju Fujiwara no Tadahiro
(O Wazamono)

肥前国 寛永十年頃 約三百八十五年前

刃長 一尺五寸二分四厘 Edge length; 46.2cm
反り 二分九厘 Sori (Curveture); approx.0.88cm
元幅 一寸三厘 Moto-haba(width at Ha-machi); approx. 3.12cm
先幅 七分一厘 Saki-haba (width at Kissaki); approx. 2.16cm
棟重ね 二分一厘
鎬重ね 二分二厘 Kasane (thickness); approx. 0.67cm
金着一重ハバキ 白鞘付
佐藤寒山博士鞘書「近江大掾若打也」

鶯茶変り塗鞘脇差拵入 Uguisu-cha kawari-nuri saya, wakizashi koshirae
拵全長 二尺三寸 Whole length; approx.69.7cm
柄長五寸五分Hilt length; approx. 16.67cm

平成三十年東京都登録

特別保存刀剣鑑定書(二代) Tokubetsu hozon certificate by NBTHK (attributed to 2nd generation)


 名工武蔵大掾忠廣(初代忠吉)の名跡を継いだのは若干十九歳の嫡子新左衛門、後の近江大掾忠廣。表題の脇差は、寛永十年八月、この頃の作。江戸初期の時代を映して寸を控えめに身幅広く両区深く中鋒に結び、鎬筋が屹然と立って庵棟やや高く、適度に反って凛とした美しい姿。小板目鍛えの地鉄は、小粒の地沸が厚く付いて鉄色明るく、地景が太く細くと働いて地肌に躍動感が漲り、溌溂たる肌合い。直刃の刃文は沸付いて刃縁明るく小模様に乱れて変化に富み、区上辺りには太い金筋が踊り、細かな沸の粒子で明るい刃中には沸足が溶け込み葉が浮かび、特に物打付近では葉が連続して二重刃の様相を呈するなど放胆味ある構成。
上品な鶯茶の変り塗鞘に、金粉塗の鮫皮を着せて納戸色染革で堅く巻き締め、金無垢の這龍図目貫、豊干禅師図と馬師皇図の小柄、笄を備えた華麗な拵が付されている。

脇差 銘 肥前國住藤原忠廣脇差 銘 肥前國住藤原忠廣鶯茶変り塗鞘脇差拵 刀身 脇差 銘 肥前國住藤原忠廣脇差 銘 肥前國住藤原忠廣 白鞘

脇差 銘 肥前國住藤原忠廣 切先表脇差 銘 肥前國住藤原忠廣 刀身中央表脇差 銘 肥前國住藤原忠廣 ハバキ上表


脇差 銘 肥前國住藤原忠廣 切先裏脇差 銘 肥前國住藤原忠廣 中央裏脇差 銘 肥前國住藤原忠廣 刀身区上差裏












脇差 銘 肥前國住藤原忠廣 ハバキ



忠廣押形
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