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脇差
銘 陸奥介弘元
文政六年八月日

Wakizashi
signature Mutsu no suke Hiromoto
Bunsei 6 nen 8 gatsubi

陸奥国二本松 文政六年 四十七歳作 百九十五年前
Nihonmatsu city, Mutsu province / Bunsei 6 (1823 A.D. late Edo period), 195 years ago

刃長 一尺六寸九分四厘 Ha-cho (Edge length); 51.3cm
反り 六分 Sori (Curveture); approx.1.82cm
元幅 九分三厘半 Moto-haba (width at Ha-machi); approx.2.83cm
先幅 七分 Saki-haba (width at Kissaki); approx.2.12cm
棟重ね 二分三厘 鎬重ね 二分二厘
Kasane (thickness); approx.0.7cm
彫刻 表裏 棒樋掻流し・添樋
Engraving; "Bo-hi kakinagashi, Soe-hi" on the both sides
金着二重ハバキ 白鞘付 Gold foil double Habaki, Shirasaya"

昭和二十九年岡山県登録

特別保存刀剣 Tokubetsu-hozon

価格 550,000円(消費税込)

  陸奥介弘元は奥州二本松の鉄砲鍛冶の家に生まれ、幼名を東蔵、後に幸之進。刀鍛冶を志して仙台に出、十一代國包に師事して國秀と銘し、享和三年二十六歳頃には宗次、文化六年より匠銘を弘元に改める。文化二年には江戸に出て水心子正秀の弟子となり、師の復古刀理論を学んだためであろうか司馬江漢に就いて物理学を修め、文化八年七月には『刀を作る記』を上梓し、科学的焼き入れ方法や湯の温度、発錆の理論等を展開して並みの職人ならざる一面を窺わせている。陸奥介の受領は文政三年十月十三日で、以降天保十三年五月に六十六歳で没するまで、作刀にこの受領銘を冠している。
 表題の脇差は、水心子の復古刀理論を具現した精鍛作。重ね厚く反りの深く付いた刀身は、樋を掻き流してあるものの重量があって手持ちが良い。極上質の鋼を選別したものであろう、地鉄鍛えは精緻な小板目肌に小沸が厚く付いてしっとりとし、細かな地景が交じって縮緬風に粒立ち冴えた、古作に紛れる出来。刃文は山城伝に青江風を加味した如き働きのある直刃に段状の湯走り、鼠足、二重刃、繊細なほつれなどを配し、帽子は浅く乱れ込んでわずかに掃き掛けを伴って返る。匂口締まって焼刃は明るく、刃中は匂で透明感がある。作柄は充実、知行合一の見事な一刀となっている。

脇差 銘 陸奥介弘元 文政六年八月日脇差 銘 陸奥介弘元 文政六年八月日脇差 銘 陸奥介弘元 文政六年八月日 白鞘

脇差 銘 陸奥介弘元 文政六年八月日 切先表脇差 銘 陸奥介弘元 文政六年八月日 中央表脇差 銘 陸奥介弘元 文政六年八月日 ハバキ上表



脇差 銘 陸奥介弘元 文政六年八月日 切先裏脇差 銘 陸奥介弘元 文政六年八月日 中央裏脇差 銘 陸奥介弘元 文政六年八月日 ハバキ上差裏

脇差 銘 陸奥介弘元 文政六年八月日 ハバキ



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