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銘 城慶子正明鍛之
慶應二年二月日

Katana
signature Jokeishi Masaaki kore wo kitaeru
Keio 2 nen 2 gatsubi

武蔵国 慶応  五十三歳作 百五十二年前
Musashi province / Keio 2 (1866 A.D. The end of Tokugawa Shogunate), 152 years ago

刃長 二尺三寸六分六厘 Ha-cho (Edge length); 71.7cm
反り 四分 Sori (Curveture); approx.1.21cm
元幅 一寸四厘半 Moto-haba (width at Ha-machi); approx.3.17cm
先幅 七分八厘 Saki-haba (width at Kissaki); approx.2.37cm
棟重ね 二分五厘
鎬重ね 二分六厘強 Kasane (thickness); approx.0.79cm
金着二重ハバキ 白鞘入 Gold foil double Habaki, Shirasaya"

昭和五十一年北海道登録

特別保存刀剣 Tokubetsu-hozon

価格 2,000,000円(消費税込)

 城慶子正明は美作国津山藩松平家の臣にて姓名を竹村恒次郎。刀銘には竹村恒右衛門とも切り、江戸での居住は深川森下町。細川正義の門に学び、その数多い門弟中では群を抜く実力を有し、作風はすべてに亘って師の正義に酷似し、茎の鑢目、銘字の鑚使い、茎尻の縦鑢仕立てに至るまで師を倣い、彫物もまた然りである。
 表題の刀は、正明五十三歳、まさに脂ののりきった円熟期の作で、重ね厚く元先の身幅が広く両区深く付き反り中庸に、中鋒延びごころの颯爽たる形姿を際立たせる棒樋に添樋も整っている。小杢を交えた小板目肌に鍛えられた地鉄は均質に詰み、細かな地沸が均一に吹き上がって平地一面冴えわたり、地底の細かな地景は網状に働いて活力に満つ。刃文はこの工の真骨頂を示す師譲りの備前伝互の目丁子乱刃で、丸みのある焼頭が高低変化に富んで連なり、帽子は浅く乱れ込んで掃き掛けを伴い先小丸に返る。小沸匂足太くしかも濃密に刃中に射して匂口深々とした焼刃は、一面に清浄な小沸が密集して重厚の趣が漂い、刃文が浮き立つ感のある他の同時代の備前伝の作とは一線を画す作柄を示している。殊に物打辺りは沸が強まって沸筋、砂流しが掛かり、鍛えと焼き入れに刃味の利鈍の意を払う(注)正明の苦心の跡が看取される作となっている。

注…「試鹿角及甲札與棒」と、荒試しを行った旨が添銘された慶応三年紀の作がある(銀座情報二四三号)。

刀 銘 城慶子正明鍛之 慶應二年二月日刀 銘 城慶子正明鍛之 慶應二年二月日刀 銘 城慶子正明鍛之 慶應二年二月日 白鞘

刀 銘 城慶子正明鍛之 慶應二年二月日 切先表刀 銘 城慶子正明鍛之 慶應二年二月日 中央表刀 銘 城慶子正明鍛之 慶應二年二月日 ハバキ上表



刀 銘 城慶子正明鍛之 慶應二年二月日 切先裏刀 銘 城慶子正明鍛之 慶應二年二月日 中央裏刀 銘 城慶子正明鍛之 慶應二年二月日 ハバキ上差裏

刀 銘 城慶子正明鍛之 慶應二年二月日 ハバキ



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