脇差 刃長 一尺七寸八分 Edge length; 54cm |
独自の刃文を生み出して大坂の横綱と仰がれた助廣は、寛永十四年の生まれ。初代の没後に名跡を継ぎ、綺麗に詰んだ大坂地鉄に大きく乱れる波濤の如き互の目を基調とした刃文の創案に挑んで新境地を切り拓き、しかも斬れ味鋭い(注@)ことからその技術力が評価され、寛文七年に大坂城代青山因幡守宗俊の抱工となっている。 注@…「伊佐重能手掛ケサ一ノ胴同刃平土迄落刃以勝末世之宝トス故岩 |
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