雲龍図鐔 無銘
赤銅地竪丸形高彫 縦 69mm 横 64.4mm 切羽台厚さ 4.2mm
赤銅一色で潔く渦巻く雲を纏って飛翔する龍を濃密に彫り描いた鐔。
切羽台を残し、地を一段低く鋤下げた上に高彫することによって、より一層の奥行きと高さを強調し、せり出すような迫力を生み出している。
小振りで締まった造り込みなので、脇差拵に掛けても格好良い。