k3206
鐔 柄前 無銘(京金具師)
六歌仙図


Tsuba, Tsuka
no sign (Kyo Kanagu-shi) "Rokkasen"

ご成約を賜りました Sold out

 

(Tsuba) (length) 65.7mm (width)59mm 切羽台厚さ(thickness)3.5mm ※耳際(edge)凡そ4.3mm
赤銅石目地四ツ木瓜形高彫金色絵 made of Shakudo, Mokko shape, iroe
Tsuka) 全長(length)17cm 奥深(dept)凡そ11.9cm
縁幅(Fuchi size) 37.6×21.5×10.8mm 頭幅(Kashira size) 35.4mm
目貫 波に貝図 無銘 赤銅地容彫金色絵 Menuki ”Nami ni Kai" no sign, made of Shakudo, iroe


 (鐔表 加留多札時計回りで)
【以呂 宇川 呂毛乃者 世乃中乃 (いろ うつろ ものは よのなかの)】
【人乃心乃 花尓曽 阿里 計留 (人の心の 花にぞありける)】
小野小町:「色見えで移ろふものは世の中の人の心の花にぞありける」

【(業)平 月遠 女天 古連曽古乃 (月をめで これぞこの)】
【毛礼 人乃於日 奈流毛乃(もれ 人のおひ なるもの)】
在原業平:「おほかたは月をもめでじこれぞこの 積もれば人の老いとなるもの」

【怒介流 春乃 屋奈幾可 (ぬける 春の やなぎか)】
【浅三 以 与 可計天 露 (浅み い よ かけて 露)】
僧正遍昭:「浅みどり いとよりかけて白露を 玉にもぬける春の柳か」

 (鐔裏 加留多札時計回りで)
【世宇之山止 人八以婦奈里 (よ(を)うじ山と 人はいうなり)】
【三也古乃 太川 (みやこの たつ)】
喜撰法師: 「わが庵は都のたつみしかぞすむ 世を宇治山と人はいふなり」

【大伴黒 毛 者川 乃 ( も はつ の)】
【啼天 王多留 人八志良寿也 (なきて わたる 人はしらずや)】
大伴黒主: 「思ひ出でて恋しき時は初雁の なきてわたると人は知らずや」

【武部山風遠 阿良之登 由宇羅无 (むべ山風を あらしと いうらん)】
【文屋康 吹加 秋乃 草木乃 志保流連八 (吹くか 秋の 草木の しほるれば)】
文屋康秀: 「吹くからに秋の草木のしほるれば むべ山風を嵐と言ふらん」




 表裏三人ずつ六歌仙の加留多札を散らした六歌仙の図。札の間に咲き誇る菊花も可憐で、いかにも王朝風な雅を感じさせる。
 同趣の縁頭が附された柄と揃いで。


 

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