縦(length)91.2mm 横(width)86.2mm 切羽台厚さ(thickness)5.5mm ※耳際(edge)6.2mm
重量(weight)180g
鉄地四ツ木瓜形肉彫地透金布目象嵌 made of iron, Mokko shape, openwork, gold inlay
縦90㎜を超す、掌にずっしりとした重みを感じさせる存在感抜群の南蛮鐔。細かな唐草文透を背景とし、雲を纏い立派な尾をなびかせた鳳凰を画題の中心に、切羽台の両端には宝珠を頂いた双龍を、そして桐と対に配された植物はデフォルメされた桐花と花序だろうか。鐔の全面に金布目象嵌の痕跡が見られる。往時の華やかさが偲ばれる。鉄味も良い。